人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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森 陶岳 作 「備前花生」

森 陶岳 作 「備前花生」

(商品No. 4169)
180,000 円(税込)

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■作品の特徴

古備前を追求しそれを越え進む鬼才、県指定重要無形文化財の森 陶岳先生の前作の備前花入です。陶印などから見て昭和40年頃に制作された、森 陶岳先生初期の作品ではないかと思われます。蓋裏には「於半地下窯」とあり、壮大な大窯プロジェクトへと着手する前の強烈な初期衝動が窺えます。背面に受けた胡麻はゴリゴリと隆起し岩のような焦げ胡麻となって立ち上がっています。そういった強烈な景色の中に鮮やかな金彩の出た丸抜けやねずみ色の灰被り窯変、そして流れ胡麻と玉垂れなど備前らしい景色が入り混じり、どの窯の特徴も捉えていながらどの窯とも違った表情を持つカオスな景色を形成しています。

■作品の概容

共箱(二方桟)
径12.1cm×径12.0cm×高さ23.2cm

■作品画像

森 陶岳 作 「備前花生」 #1 森 陶岳 作 「備前花生」 #2 森 陶岳 作 「備前花生」 #3 森 陶岳 作 「備前花生」 #4 森 陶岳 作 「備前花生」 #5 森 陶岳 作 「備前花生」 #6 森 陶岳 作 「備前花生」 #7

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公開日時:2016-07-05

■作者(森 陶岳)について

森 陶岳先生は窯元六姓の家系につながる森 秀次氏の長男として生まれ、1959年岡山大学特設美術科を卒業されました。その後、1962年に生家に戻り陶芸の道に入りました。翌年の日本伝統工芸展で入選を果たし、1966年日本工芸会正会員になりました。古備前に魅せられ、1972年頃から大窯の研究に着手。1977年には兵庫県相生市に築いた全長46mの大窯を築窯し1980年に窯焚きをされました。そのデータを活かして1983年に岡山県瀬戸内市牛窓に全長53mの寒風大窯を築き、1986年に初窯出しに成功しました。以後4、5年ごとに窯焚きを行っています。1996年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。1997年には備前焼パリ展に出品。2002年には備前焼作家としては初めて日本陶磁協会賞を受賞されています。2008年には寒風新大窯(全長85m・幅6m・高さ3m)が完成し、2015年に窯出しをされました。
受賞歴・・・日本陶磁協会賞・同金賞、山陽新聞賞、岡山日日新聞芸術文化功労章など多数/県展審査員


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