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西村春湖 作 「備前窯波兎香炉」
(商品No. 5811)
330,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
伝統的な箆技法と彫塑的な感覚を融合させ、細工物の名人と謳われた西村春湖先生の備前窯波兎香炉です。獅子を蓋にあしらった香炉を多く制作されている春湖先生ですが、本作では可愛らしい兎が元気に跳ね回る様子を蓋の細工に使用しています。ボディと比較してもかなり小型な兎の細工ではありますが、細かな肉付けなどはとても見事で、シンプルで可愛らしくデザインされています。本体部分は波香炉としており、波文が本体部分に薄く刻み込まれています。耳部分も高波を思わせる非常に動きのあるデザインとなっており、名人と謳われた春湖先生の真骨頂を味わうことが出来ます。
■作品の概容
共箱(二方桟)
径20.7cm×径15.2cm×高さ14.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-03-13
■作者(西村春湖)について
西村春湖先生は明治19年、京都に生まれました。明治42年に伊部に来て築窯。伝統的なへら技術に基づき、彫塑的な感覚と手法で細工物の名人と称されました。芸術保存資格保持者であります。蜃気楼香炉や多宝塔香炉など名品を数多く残されております。昭和5年の陸軍特別大演習の際には聖上陛下へ岡山県より献上の「吉備七福人」を謹製されました。商工省主催の工芸品展覧会にも入賞の栄を得られております。昭和28年に亡くなられました。
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