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多久 守 作 「備前酒盃」
(商品No. 5925)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける多久 守先生の備前酒盃です。
土マニアの多久先生らしい特殊な粘土を使った前衛的な作品で、
本来はサクサクとした土質とのっぺりとした色味を持つ土ながらも、
逆にそれらを長所として発揮させてプリミティブな味わいを持つ作品に仕上げています。
サクサクとした土質ゆえに箆への敏感なリアクションが素晴らしく、
腰回りの削りと縦の面取り箆が土肌を掻き立てて絶妙な色香を引き出しています。
高台部分でも土質を活かして唐津作品のような縮緬皺を生み出しており、
高台単体での面白さや胴の意匠との対比などバランス良く作り込んでいます。
口縁付近には灰釉を筆で細く塗っており、乾ききった生地に映えるアクセントとしています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.5cm×6.3cm×高さ4.8cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-07-05
■作者(多久 守)について
多久 守先生は1952年に岡山県で生まれました。
備前陶芸センターで基本から陶技を勉強され、1980年からは木村隆明先生に弟子入りして陶技を磨きました。
1983年に当時の和気郡佐伯町に登り窯を築き、11月に初窯を出して作家として独立されました。
1998年には工房を建部町に移転し、半地下式穴窯を築かれました。
土の研究を得意としており、緋襷を基本に酒器や花器や茶器など幅広く制作されています。
日本伝統工芸展、中国国際陶芸展、朝日陶芸展、一水会陶芸展などに多数入選されています。
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