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正宗 悟 作 「備前耳付花入」
(商品No. 6033)
38,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古備前の味わいを現代風に再現し、多くの人々を虜にした正宗 杜康先生の憲悟時代の備前花入です。
古備前に精通し轆轤技術においても天稟を発揮していた正宗先生らしい、
堂々とした造形と見事な窯変が一体となった花入です。
土の塊にいかに生命を宿すか、そしてその生命をどのように輝かせるか、
常に土と向き合い問いかけながらその命を燃やした正宗先生の初期の作品です。
粘土塊を轆轤に設置して一旦肩口までは一気に引き上げており、
そこから粘土を継ぐようにして口縁部までの成形を終わらせています。
肩口や腰に多少の箆を入れてはいますがそれを頼みにするのではなく、
あくまでも轆轤によって出せる動きで非常に迫力のある造形を作り上げています。
また粘土の性能を引き出す巧みな焼成も素晴らしく、
内側のねっとりとした緋色はたまらない味わい深さがあり、
花入ながらも花と水を入れ替えるときが一番楽しそうです。■作品の概容
共箱(二方桟)
径14.9cm×13.4cm×高さ25.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-10-17
■作者(正宗 悟)について
正宗杜康(悟)先生は1954年に岡山県備前市で生まれました。
窯元に勤めていた祖父の勧めで陶芸の道を志しました。
高校卒業後に備前陶芸センターに入所され、1973年に修了されました。
その後、1977年に備前市伊部に築窯し独立しました。
酒器・花器・茶器などを制作され、轆轤制作が主体で古備前風の作風が特徴です。
1983年に日本工芸会正会員に認定されました。
1997年の焼き締め陶公募展では大賞に、2000年の茶の湯の造形展では優秀賞を受賞されました。
2005年に正宗杜康と改名されました。
2006年11月、53才の若さでこの世を去られました。
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