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矢部篤郎 作 「備前徳利」
(商品No. 6347)
10,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
人間国宝山本陶秀先生の三男として生まれ、母方矢部家の養子となった後も、
父や兄弟と同じく陶芸の道を歩んだ矢部篤郎先生の備前徳利です。
平成11年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。
成分の異なる土を混ぜ合わせず轆轤で立ち上げており、
肩より上がマーブル模様となった所謂練り込みの作品です。
更に練り込みながらもそこへ父や兄弟と同じ靭やかな緋襷を合わせ、
鮮やかな緋色、練り込みの茶色、白の土味が三位一体となった独特の景色を構築しています。
父の陶秀先生が追い求めてきた伝統的な備前焼に、
現代の生活にマッチしたものづくりを目指していた矢部先生らしいです。
轆轤の達人より伝授されたであろう左右対称の轆轤挽きも魅力で、
白の強い土味と相まって凛々しく清潔感のある佇まいとなっています。
前作ですが使用感や汚れなどは感じられません。■作品の概容
共箱(二方桟)
口縁3.3cm×胴径8.6cm×8.6cm×高さ12.0cm 容量 約350cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-09-07
■作者(矢部篤郎)について
矢部篤郎先生は、1941年に山本陶秀先生の三男として岡山県備前市で生まれました。
幼少時に母方の養子となり矢部姓となり、その後は陶芸の道へ進まれました。
1987年に日本工芸会正会員に認定されました。
2017年に逝去されました。
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