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山本 出 作 「備前ブルゴーニュ土緋襷酒呑」
(商品No. 6357)
10,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
彫刻を学んだ経験を生かし、伝統ある作風の中に新感覚の造形美を追求する、
山本 出先生の前作の備前ブルゴーニュ土緋襷酒呑です。
平成10年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。
平成5年フランスはブルゴーニュ地方の土と運命的な出会いを果たし、
以降出先生が精力的に取り組まれているブルゴーニュ土シリーズの酒呑です。
本作は白色が強く出る山本備前の緋襷と比べて黄色が強く出ており、
柔らかで温かみのある雰囲気をまとっています。
土質自体も備前土とはまた違った趣を持っており、
成分のばらつきなのかワントーン濃い土の粒子が透けるように浮き上がっています。
サラサラとした柔らかな質感も素晴らしく、
山本備前らしい均整の取れた造形と相まって、
いつまでも掌の中で握っていたくなります。
前作ですが汚れや使用感などはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.6cm×6.6cm×高さ5.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-09-18
■作者(山本 出)について
山本 出先生は、人間国宝山本陶秀先生の四男です。
1967年に武蔵野美術大学彫刻科、翌年同専攻科を卒業後、
パリ国立美術学校彫刻科に2年間留学されていました。
帰国後の1970年から父に師事し、陶芸の道に入り、1975年窯を築いて独立しました。
独自に生み出した「叩込」「出彩」、粘土を板状にして何枚も重ねる「積上」などの技法を駆使して制作しています。
1979年に日本工芸会正会員になられました。
1980年に日本伝統工芸展奨励賞を受賞し、1985年には金重陶陽賞を受賞されました。
1997年には岡山県文化奨励賞、同年備前焼パリ展出品。
2002年茶の湯の造形展では、仏ブルゴーニュの土を混ぜた「積上花器」で田部美術館大賞に輝きました。
2012年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
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