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各見政峯 作 「備前酒呑 縄文」
(商品No. 6363)
45,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
近代陶芸の巨匠たちの薫陶を受け、独自の境地を切り開いた各見寿峯先生の政峯時代の備前酒呑 縄文です。
平成13年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作されたものであると思われます。
偉大なる昭和の名工たちの背中を追いかけてきた政峯先生が、
常に自身の代表作として掲げてきた縄文備前シリーズの酒呑です。
桃山江戸初期の華やかで力強くも枯れ味を併せ持った備前や、
鎌倉室町期の素朴で飾りっ気のない備前を目指してきた先達に迫らんと、
備前のみならず陶器自体の原点でもある縄文へとトライした意欲作です。
シリーズタイトルの由来ともなった縄文ですが、
縄目というよりもまるで壁画のような雰囲気があり
模様自体は細かいですが全体を見ても機械的過ぎること無く、
逆にフリーハンドながらも雑過ぎないという絶妙なさじ加減が見事です。
焼き方も備前陶らしさよりも原始的な焼成へ寄せており、
素焼きと焼締めの中間地点へと着地させています。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.0cm×6.5cm×高さ6.6cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-09-24
■作者(各見政峯)について
各見政峯先生は1921年に岡山県備前市で生まれました。
1935年から岡山県工芸学校で漆芸家の難波仁斎先生に蒔絵を学びました。
戦後に金重陶陽先生の作風に感激し、宝瓶づくりの指導を受けたのをきっかけに陶芸の道に入られました。
その後は山本陶秀先生にも師事されました。
1969年には日本工芸会正会員に認定されました。
1980年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1997年には備前焼パリ展に出展されました。
伝統の枠にとらわれない作品を多数制作しており、鬼備前、絵備前、縄文備前、須恵風備前などが有名です。
絵や書画や短歌をたしなみ、歌集を4冊出版しています。
2017年8月に逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、山陽新聞賞、文部大臣奨励賞、勲五等瑞宝章、岡山県文化賞、三木記念賞など多数/県展審査会員
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