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安倍安人 作 「彩色備前花入」
(商品No. 6837)
1,320,000 円(税込)
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■作品の特徴
古陶に対する深い見識と美的感覚を持たれ、
独自の研究と焼成により唯一無二の作品を創造する、
安倍安人先生の彩色備前花入です。
特徴的な造形を活かし両面の彩色が並び立つような構図となっており、
ダイナミックな彩色、古備前を凌駕する焼き、躍動する造形が見事にマッチしています。
片面では黄金の太陽を背に悠々と飛翔するトンボが描かれており、
金色と赤色のみの彩色ながらも、バックの備前土が素晴らしいキャンバスになり、
美しい色彩の乱舞と躍動感のある構図を同時に楽しむことが出来ます。
もう片面では逆に彩色がほとんど目に入らないように計算されており、
安人先生の焼成理論に基づく古備前調の重厚な焼き上がりが楽しめます。
本作に使用されている金彩は非常に輝きの強いタイプとなっており、
特にトンボに重なる黄金の太陽の部分ではまるで磨き上げられたかのように輝き、
本作の伊部手にもやや近い濃厚な赤紫色の肌にとても良く映えています。
無釉焼締めとして確立された備前焼をキャンバスとして絵付けをするという、
非常に構成力と美的センスを問われる作業を高次元で達成されておりますが、
あくまでも難しい技術を成し得たことを誇るのではなく、
ただ作品そのものや、ふとした土肌の景色それそのものが大変に美しいと感じます。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径23.2cm×22.6cm×高さ22.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-01-22
■作者(安倍安人)について
安倍安人先生は1938年に大阪府で生まれました。
若い頃から芸術家を志し、洋画家として活躍されていました。
洋画家として活躍する傍ら、趣味で陶器を集めていましたが現代備前に物足りなさを感じ、
自ら納得いくものを造るため1972年から陶芸を始められました。
茶器や花器を中心に、酒器などもよく制作されています。
古備前を始めとする古陶磁を研究されており、その理論を元にした造形や焼成は国内外で高い評価を得ています。
その功績が認められニューヨークのメトロポリタン美術館や台湾の故宮博物院に作品が収蔵されました。
東京、大阪、ニューヨーク、パリ、台湾など国内外で精力的に個展を開催されています。
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