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吉本 正 作 「備前酒杯」
(商品No. 7195)
9,900 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼人間国宝 藤原 啓先生の愛弟子で、
その理念と作風を受け継ぐ吉本 正先生の前作の備前酒杯です。
箱書きや作風などから見て、平成中期かけてに制作された作品であると思われます。
作品全体がまるで苔むしたかのような深緑色のカセ胡麻で覆われており、
その出来栄えは遠目から見るとまるで師の藤原 啓先生の作品かと思うほどです。
正面口縁部には牡丹餅を覆いかぶせるように配置しており、
まさに藤原備前の十八番の焼き上がりとなった作品です。
見込みでは口縁とは逆にまるで底に蓋をするように牡丹餅を仕掛け、
ワインレッドの濃厚な土味の中にほのかな緋色の抜けを作り出すことに成功しています。
豪放磊落で温かみのある作品づくりを目指した師に倣って、
やや厚手ですが土の温もりが伝わってくるような酒呑に仕上がっています。
前作ですが使用感や汚れなどはございません。
高台の形状でやや不安定になっています。■作品の概容
共箱(四方桟) ※正式な陶歴書ではなく印刷したものが入っています。
径7.5cm×7.3cm×高さ6.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-01-22
■作者(吉本 正)について
吉本 正先生は1943年に岡山県備前市で生まれました。
1964年より人間国宝藤原 啓先生の内弟子になられました。
以降は啓先生が逝去されるまで19年間師事していました。
1975年に備前市閑谷に築窯して独立されました。
初窯出しの際には日本伝統工芸展・岡山県美術展・東中国支部展に入選されました。
その後、1986年に日本工芸会正会員となりました。
1988年に金重陶陽賞を受賞されました。
2007年には岡山県指定重要無形文化財保持者に指定されました。
受賞歴・・・岡山県展、東中国支部展、陶心会展、中日国際陶芸展、朝日陶芸展、日本陶芸展、陶芸ビエンナーレ展、焼き締め陶公募展等
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