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横山直樹 作 「備前紅練込ぐい呑」
(商品No. 7394)
6,600 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼の神秘に魅せられ、川端文男先生の下で学んだ横山直樹先生の前作の備前紅練込ぐい呑(酒呑)です。
平成20年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
通常は原土から精製する過程で混ぜ合わさってしまう土の中の様々な成分を、
敢えて均一に混ぜ込むこと無くマーブル状のまま表現する「自然練込」による作品です。
さらに本作はタイトルに紅を冠している通り、土味に強烈な緋色が出ており、
登り窯における灰被り窯変のごとく黒と赤のコントラストが楽しめます。
しかし、練り込みらしい上質な手漉き和紙のような奥行きのある土肌は健在で、
濃厚な緋色の中に白や黒のマーブル模様が隠されています。
また、本作は灰被り窯変部分にも練り込み作品らしい多種多様な変化が加わり、
まるで擦り切れた布のような乾いた肌合いが、突然濡れた石のような肌に切り替わるなど、
通常の灰被り窯変よりもさらに複雑に景色が組み合わり非常に面白いです。
本作は備前焼ぐい呑の中でも、かなり大振りな部類に入る大きさとなっており、
粘土を叩いて締めて立ち上げる練り込みの技法が、巨大な造形にさらなる迫力を加味しています。
新品で購入後にそのまま大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(二方桟)
径7.2cm×7.2cm×高さ7.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2024-08-13
■作者(横山直樹)について
横山直樹先生は横山秋水先生の次男として、1970年に岡山県瀬戸内市長船町に生まれました。
焼き物の神秘性に感動し、高校卒業した1991年に備前陶芸センターに入所され、
翌1992年には川端文男先生に弟子入りし、その後は約4年間の修業を経て1996年に独立されました。
2000年には備前市香登に登窯を築き作家として独立されました。
師から学んだ自然練込の技法で、花器、茶器、酒器などを制作されています。
田部美術館「茶の湯の造形展」、岡山県立美術展覧会、日本伝統工芸展及び中国支部展など入選多数。
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