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安倍安人 作 「備前酒呑」
(商品No. 7804)
77,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古陶に対する深い見識と美的感覚を持たれ、
独自の研究と焼成により唯一無二の作品を創造する、安倍安人先生の前作の備前酒呑(ぐい呑)です。
安倍安人先生が2008年頃に制作された備前手の酒呑で、
古備前と同じく複数回焼成することで枯れた肌を再現されています。
本作最大の特徴は、やはり古備前に比肩する深い艶のある土肌で、
黒や焦げ茶が複雑に混じり合った濃密な色の集合体となっています。
また、塗り土によるトーンの変化も実に面白く、
高台や腰回り、そして作品の左右でガラリと色合いが変わります。
正面には濃厚な黄胡麻とともに菖蒲紋様が彫り込まれており、
濃厚な窯変と力強い彫り込みとの対比が面白いです。
逆に裏面では非常に簡素な月の絵のみが彫られており、
塗り土ごと削ることで蝋抜きのように地の土味が出ています。
新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟・二重箱)
径6.7cm×6.2cm×高さ6.0cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-10-13
■作者(安倍安人)について
安倍安人先生は1938年に大阪府で生まれました。
若い頃から芸術家を志し、洋画家として活躍されていました。
洋画家として活躍する傍ら、趣味で陶器を集めていましたが現代備前に物足りなさを感じ、
自ら納得いくものを造るため1972年から陶芸を始められました。
茶器や花器を中心に、酒器などもよく制作されています。
古備前を始めとする古陶磁を研究されており、その理論を元にした造形や焼成は国内外で高い評価を得ています。
その功績が認められニューヨークのメトロポリタン美術館や台湾の故宮博物院に作品が収蔵されました。
東京、大阪、ニューヨーク、パリ、台湾など国内外で精力的に個展を開催されています。
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