藤原 雄 作 「備前酒杯」(商品No. 6213) |
70,000 円(税込)
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日本国内のみならず世界へと視野を広げ、
備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前酒杯(ぐい呑)です。
一目で藤原 雄先生と分かる作風となっており、
小手先の技を排除した裸の心でぶつかってくるような作品です。
人間国宝に認定された後の晩年期の作品で、雄先生の特徴的な焼き上がりが出ています。
藤原備前の特徴である牡丹餅のレパートリーが素晴らしく、
正面では半月型の牡丹餅が口縁部に置かれ、景色と使い勝手を両立しつつ、
裏正面にはぼんやりと出た銀色の抜けが幻想的な雰囲気を漂わせます。
ベースとなる土味は紫蘇色と橙色と茶色が混ざった複雑な色合いで、
そこにプラチナを塗ったような金彩が合わさり、独特の土味を形成しています。
更に前述の輝く土味が堪能できる内側では、見込み一面に大きな牡丹餅が敷かれており、
酒を飲み干すと金彩が輝き、まるで銀色の月が湖面から現れるかのようです。
共箱(四方桟)
径6.7cm×6.6cm×高さ5.5cm
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公開日時:2021-04-24