人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

 取扱作品

<< 戻る 買い物かごを見る


金重陶陽 作 「備前片口酒呑」

金重陶陽 作 「備前片口酒呑」

(商品No. 5242)
380,000 円(税込)

売約済

この商品のお問い合わせ

お気に入り登録

  お支払・配送についてはこちら

■作品の特徴

初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前片口酒呑です。「土'」の陶印となっており、細工物から轆轤物へと作品制作を徐々に移行していた時代の作品です。轆轤で仕上げられた「土'」時代後期の作品で、大振りで鼻がすっぽりと入る造形は非常に堂々として迫力があります。可愛らしい片口の意匠ですが仕上げは流石金重陶陽先生らしく非常に丁寧で、高台の鋭く素早い仕上げと共に名工らしい見事な技量を披露しています。「土'」後期の作品で桟切りや焦げ胡麻が出た景色は大変渋く、特に見込みではグレーの肌に還元色の強いオレンジ色の緋襷が掛かっており素敵です。

■作品の概容

晃介識箱(四方桟)
口含む径8.4cm×径7.5cm×高さ6.6cm

■作品画像

金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #1 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #2 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #3 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #4 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #5 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #6 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #7 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #8 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #9 金重陶陽 作 「備前片口酒呑」 #10

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2018-11-05

■作者(金重陶陽)について

金重陶陽先生(1896年~1967年 備前市伊部生まれ)は備前焼六姓の一つ、金重家の分家 金重楳陽先生の長男として生まれました。父に師事し手作りの宝瓶で名を高めました。大正期から昭和初期にかけ様々な研究を重ね桃山風備前の土味を出すことに成功し、その頃からロクロ製作を開始し茶陶の製作にも打ち出しました。川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休雪と交友も深められ、戦後には北大路魯山人、イサム・ノグチらから影響を受け芸域を広めました。その功績から備前焼中興の祖とよばれております。備前焼初の国指定重要無形文化財指定に認定され、1964、1966年にはハワイ大学夏季大学講師として招かれました。1967年には昭和天皇、皇后両陛下が備前をご訪問された際御前製作を行いました。
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章


関連商品

 

▲このページの上へ