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金重 剛 作 「備前酒呑」
(商品No. 6966)
9,900 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
伊部から久々井へと窯を移し、研究と作陶を続ける金重 剛先生の前作の備前酒呑です。
箱の状態や同封されている陶歴書などからみて、
平成11年から15年頃にかけて制作した酒呑であると思われます。
金重陶陽先生から道明先生へと受け継がれ、
兄の巖先生と共に作品を焼成していた伊部窯時代の作品です。
明るい茶色から落ち着いた紫蘇色へとグラデーションする土味は道明先生と瓜二つで、
ネットリとした蕩けるような味わいはまさに備前焼の真骨頂でしょう。
乾いた質感の黄胡麻は肌に張り付くように焼き付いており、
やや光沢の強い土味に対して、マットな雰囲気があり景色として丁度良い塩梅です。
大振りな造形に不揃いな口縁部の飾りっ気のなさと、
偶然萌芽したであろう石爆ぜの景色が実に良くマッチしています。
前作ですが未使用品で汚れなどはございません。■作品の概容
共箱(二方桟)
径7.5cm×7.4cm×高さ5.2cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-06-03
■作者(金重 剛)について
金重 剛先生は1968年に金重道明先生の次男として岡山県備前市で生まれました。
祖父が金重陶陽先生、父が金重道明先生、叔父が金重素山先生という陶芸一家に育ち、
焼き物の町伊部で育ったこともあって自然と備前焼作家を志すようになります。
1988年には芦屋芸術学院を卒業されました。
1992年にアトリエ飛行船陶芸研究所を経て伊部に帰郷され、金重一門の中で備前焼の技術を磨かれました。
1996年には備前若手作家展に出品、1999年からは金重一門展に出品されるなどの活躍をされています。
近年は伊部から久々井に窯を移し活動されています。
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