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金重 剛 作 「備前徳利」
(商品No. 7121)
22,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
伊部から久々井へと窯を移し、研究と作陶を続ける金重 剛先生の前作の備前徳利です。
箱の状態や同封されている陶歴書などからみて、
平成11年頃にかけて制作した徳利であると思われます。
金重陶陽先生から道明先生へと受け継がれ、
兄の巖先生と共に作品を焼成していた伊部窯時代の作品です。
金重備前を体現する焼きの一つである、灰被り窯変が全身に出た徳利で、
柔らかなグレーの窯変は、部位ごとに微妙に雰囲気が変わり実に味わい深いです。
抜けの部分の緋色は父の道明先生譲りの非常に優しい色合いになっており、
土の持つ本来の色合いを自然に引き出したことが分かります。
大振りな造形に緊張感のある肩の作りが相まって、
どこか初陣を前に緊張した若武者のようで微笑ましいです。
経年による汚れがありましたので当店にて洗浄しました。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.8cm×胴径9.2cm×9.1cm×高さ13.1cm 容量 約420cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-11-05
■作者(金重 剛)について
金重 剛先生は1968年に金重道明先生の次男として岡山県備前市で生まれました。
祖父が金重陶陽先生、父が金重道明先生、叔父が金重素山先生という陶芸一家に育ち、
焼き物の町伊部で育ったこともあって自然と備前焼作家を志すようになります。
1988年には芦屋芸術学院を卒業されました。
1992年にアトリエ飛行船陶芸研究所を経て伊部に帰郷され、金重一門の中で備前焼の技術を磨かれました。
1996年には備前若手作家展に出品、1999年からは金重一門展に出品されるなどの活躍をされています。
近年は伊部から久々井に窯を移し活動されています。
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