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金重晃介 作 「備前酒呑」
(商品No. 7663)
38,500 円(税込)
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■作品の特徴
父に偉大なる備前焼中興の祖である金重陶陽先生を持つ金重一門のリーダー、
金重晃介先生の前作の備前酒呑(ぐい呑)です。
2006年の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
金重一門の代名詞とも言える転がしの灰被り窯変が見事で、
海鼠肌とも呼ばれる鼠色の肌はいつまでも眺めていたくなる魅力があります。
作品正面には煌々と照る窯火の如き緋色が宿っており、
赤と黒の強烈なコントラストは、酒器として最上級の焼き上がりと言えるでしょう。
また、本作は灰被り作品ならではのガサガサとした質感ではなく、
金重一門らしい手間と時間を掛けた丁寧な手入れによって、
灰被り作品ながらもいつまでも触っていたくなる上質な肌合いが実現しています。
胴部は晃介先生お馴染みの胴締めと箆目の組み合わせでまとめられており、
持ちやすさと躍動感を併せ持った作風となっています。
やや使用感がありましたので当店にてクリーニングしました。■作品の概容
共箱(四方桟)
径6.7cm×6.3cm×高さ5.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-05-23
■作者(金重晃介)について
金重晃介先生は金重陶陽先生の三男として1943年に岡山県備前市で生まれました。
1968年に東京芸術大学彫刻科を卒業されました。
1970年には同大学院彫刻科を修了しました。
1975年から陶芸作品を発表し始め、東海大学教養学部講師等を経て1977年に岡山へ帰郷されました。
1982年に岡山県備前市香登へ登り窯を築かれました。
1991年には岡山県安田火災ビルの陶壁「光と風と」を制作されました。
1994年には日本陶磁会賞を受賞されています。
1997年に備前焼パリ展に出品され、全国各地で個展を開催されています。
2012年、岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
オブジェ、茶器、花器、食器、酒器などを制作されています。
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