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金重晃介 作 「備前三角徳利」
(商品No. 6875)
100,000 円(税込)
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■作品の特徴
父に偉大なる備前焼中興の祖である金重陶陽先生を持つ金重一門のリーダー、
金重晃介先生のやや前作の備前三角徳利です。
無形文化財認定後の陶歴書が同封されていますが、
陶印や箱書きなどから見て2000年頃に制作された作品と思われます。
金重陶陽先生から受け継いだ三角徳利の造形を取り入れつつ、
晃介先生らしい端正さで独特の作風へと昇華しています。
本作は所謂カセ窯変と呼ばれるタイプの焼きとなっており、
胴部はカセ胡麻が取れる場所に置かれ、肩から上はが窯の内壁側の熾に埋もれて焼き上げられています。
まるで二つの作品を割って接着したかのような景色の切り替わりが面白く、
激しい灰被りによる溶岩のような景色も、まるで植物の肌のような肌も両方楽しめる焼き上がりとなっています。
更にそれだけに留まらず中央部分には金重家らしい鮮やかな緋色まで備えており、
末永く飽きることなく楽しませてくれるでしょう。
前作ですが汚れや使用感などはございません。
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.3cm×胴径9.0cm×胴径9.0cm×高さ12.8cm 容量 約400cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-03-01
■作者(金重晃介)について
金重晃介先生は金重陶陽先生の三男として1943年に岡山県備前市で生まれました。
1968年に東京芸術大学彫刻科を卒業されました。
1970年には同大学院彫刻科を修了しました。
1975年から陶芸作品を発表し始め、東海大学教養学部講師等を経て1977年に岡山へ帰郷されました。
1982年に岡山県備前市香登へ登り窯を築かれました。
1991年には岡山県安田火災ビルの陶壁「光と風と」を制作されました。
1994年には日本陶磁会賞を受賞されています。
1997年に備前焼パリ展に出品され、全国各地で個展を開催されています。
2012年、岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
オブジェ、茶器、花器、食器、酒器などを制作されています。
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