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金重晃介 作 「備前扁壷徳利」
(商品No. 6437)
110,000 円(税込)
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■作品の特徴
父に偉大なる備前焼中興の祖である金重陶陽先生を持つ金重一門のリーダー、
金重晃介先生のやや前作の備前扁壷徳利です。
1995年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。
金重陶陽先生から受け継いだ扁壺徳利の造形を取り入れつつ、
晃介先生らしい端正さで独特の作風へと昇華しています。
現在では細かい櫛目を胴部にびっしりと描き込んでいますが、
本作では腰から縦に等間隔に太めの箆目を入れおり、
徳利自体が膨張するような印象を見る者に与えています。
金重一門の代名詞とも言える転がしの灰被り窯変はまるで濡れた炭のようで、
今すぐにでも酒を塗ってやりたくなる魔性の肌となっています。
扁壷徳利の緩やかな菱形の中で、一面のみくっきりと抜けが出ており、
見ているだけでも楽しいですが酒に濡れた時の色合いたるや形容しがたい感動があります。
前作ですが汚れや使用感などはございません。
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.5cm×胴径10.8cm×胴径10.3cm×高さ12.5cm 容量 約400cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-12-06
■作者(金重晃介)について
金重晃介先生は金重陶陽先生の三男として1943年に岡山県備前市で生まれました。
1968年に東京芸術大学彫刻科を卒業されました。
1970年には同大学院彫刻科を修了しました。
1975年から陶芸作品を発表し始め、東海大学教養学部講師等を経て1977年に岡山へ帰郷されました。
1982年に岡山県備前市香登へ登り窯を築かれました。
1991年には岡山県安田火災ビルの陶壁「光と風と」を制作されました。
1994年には日本陶磁会賞を受賞されています。
1997年に備前焼パリ展に出品され、全国各地で個展を開催されています。
2012年、岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
オブジェ、茶器、花器、食器、酒器などを制作されています。
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