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金重 剛 作 「備前酒呑」
(商品No. 7543)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
伊部から久々井へと窯を移し、研究と作陶を続ける金重 剛先生の前作の備前酒呑です。
2003年頃に焼成された作品で、伊部の窯にて焼かれた作品です。
金重備前を体現する焼きの一つである、灰被り窯変が全身に出た酒呑で、
薄っすらと光を放つ海鼠肌は上品かつ力強く、いつまで眺めていても飽きません。
抜けの部分の緋色は、私の記憶の中に焼き付いている伊部窯最後期の色合いで、
父の道明先生譲りのオレンジ色混じりの柔らかな土味が見事です。
隈取りや土味の一部には僅かに金彩も乗っており、
美しい土味に更なる奥行きを加味しています。
楕円形の酒盃ですが、熱によって緩やかな三角形に変形しており、
それが奏功し掌の中での収まりも良く、見ても使っても楽しめる素晴らしい酒器となっています。
新品で購入後に大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.8cm×7.5cm×高さ3.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-01-20
■作者(金重 剛)について
金重 剛先生は1968年に金重道明先生の次男として岡山県備前市で生まれました。
祖父が金重陶陽先生、父が金重道明先生、叔父が金重素山先生という陶芸一家に育ち、
焼き物の町伊部で育ったこともあって自然と備前焼作家を志すようになります。
1988年には芦屋芸術学院を卒業されました。
1992年にアトリエ飛行船陶芸研究所を経て伊部に帰郷され、金重一門の中で備前焼の技術を磨かれました。
1996年には備前若手作家展に出品、1999年からは金重一門展に出品されるなどの活躍をされています。
近年は伊部から久々井に窯を移し活動されています。
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